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せりか基金賞Serika fund award

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せりか基金の活動で集めた資金はせりか基金賞受賞者へ「ALSの原因究明、治療研究費」として寄付いたします。

「せりか基金」は、漫画『宇宙兄弟』から始まった難病ALSの治療方法を見つけるための、 研究開発費を集める活動をおこなっています。
2017年に発足して以来過去6年間で23人の研究者へ計6,350万円の助成をおこなってきました。
革新的で且つ今後更なる発展が期待できる優れた研究に対し助成をおこなっております。
ALSの克服のためには、限られた分野の研究にとどまらず、様々な分野の研究者の皆様の御参画が必要です。
医学や薬学分野のみならず、理学、生物学、農学、工学など幅広い研究者の皆様にも、ぜひご応募いただければと思います。

募集要項

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1.趣旨
せりか基金ではALS(筋萎縮性側索硬化症)の克服に資するため、「せりか基金」の対象となる研究を募集しま す。革新的で且つ今後更なる発展が期待できる優れた研究に対し「せりか基金」賞として表彰しております。
2.公募課題
①ALSの原因究明に関する研究
②ALSの治療法に関する研究
3.交付予定額及び件数
・原因究明及び治療法に関する研究(上記公募課題の①及び②)
・200万〜300万円を2〜4件程度
※過去の「せりか基金」賞受賞者による研究応募も審査対象といたします。
4.応募資格
日本国籍を有する者、もしくは日本国内で研究し、かつ日本国籍を有する者からの推薦がある者
5.応募要件
①研究期間は1年間とします。研究期間を延長される場合は別途申請をお願いいたします。
②機器、備品の購入のみを目的とする場合は、対象になりません。
③本交付金の交通費・出張費・交際費への使用は原則として禁止とさせて頂きます。
6.応募手続
①申請書は、せりか基金の公式サイトからダウンロードしてください。
②2023年10月27日(金)までに記入済み応募用紙をスキャンのうえ、応募フォームよりアップロードしてください。
③申請書及び添付書類は返却いたしませんので、予めご承知おきください。
7.選考及び決定通知
当基金の選考委員会において審査・選考し、12月に受賞者を発表いたします。
(お電話での結果の問い合わせにはお答えできません。)
8.審査員(敬称略)
・井上 治久 京都大学iPS細胞研究所教授 ※審査員長
・和泉 唯信 徳島大学大学院臨床神経科学分野(脳神経内科) 教授
・岩田 修永 長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科教授
・中島 孝  独立行政法人国立病院機構新潟病院 院長
・村松 慎一 自治医科大学 特命教授
9.奨励金の交付、他
2023年12月15日(金)に授賞式を開催のうえ、同月中に交付いたします。
10.研究成果等の報告
①2024年12月末日までに研究成果の報告書及び会計報告を提出していただきます。
②受賞者は、「せりか基金」よりインタビューのうえ、内容を小山宙哉公式サイト内「せりか基金通信」に掲載させて頂きます。
※研究成果の報告についても、再度インタビューさせて頂く可能性がございます。
③受賞者は2023年12月15日(金)に都内で開催予定のせりか基金賞にご出席頂き、研究内容について発表して頂く予定です。
④受賞者は来年度の授賞式で研究成果の発表をお願いする場合がございます。
⑤今後、せりか基金賞にて助成いたしました研究が論文化される等、成果を挙げられました際は、助成期間に関わらずせりか基金事務局までご連絡いただきますようお願いいたします。
11.その他
・審査員と同研究機関からの応募をいただいた場合、その審査員は選考から外れます。
・所属機関が認めた場合には、オーバーヘッドが免除されます。
上記の募集要項のデータはこちらからダウンロードできます。
12.申請書の問い合わせ先
「せりか基金」事務局(株式会社コルク内)
Eメール:serikafund@corkagency.com

審査員紹介

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井上 治久

井上 治久京都大学 / iPS細胞研究所 教授

1992年京都大学医学部卒業、同大附属病院等で神経内科医として診療にあたる。国立精神・神経センター、ペイチ医科大学、理化学研究所脳科学総合研究センター、ハーバード大学医学部などを経て、2005年京都大学大学院医学研究科助手、2010年京都大学iPS細胞研究所准教授、2014年同教授。患者さん由来のiPS細胞によるヒト中枢神経系の理解、病態の解明を通じ、神経変性疾患の根治療法の開発を目指している。

座右の銘 / モットー 新しいと思った時に古くなりはじめ、勝ったと思った時に負けがはじまる。

メッセージ ALS克服のための様々なルートがあり、研究が世代や分野を超えて、広がっていくことはたいへん重要だと思います。「せりか基金」が立ち上がったのは、たいへん意義のあることだと思います。

和泉 唯信

和泉 唯信徳島大学大学院臨床神経科学分野
(脳神経内科) 教授

1989年3月 北海道大学理学部数学科卒業(柔道に明け暮れる)/ 1995年3月 徳島大学医学部医学科卒業 / 1995年4月 広島大学医学部附属病院 / 1996年4月 財団法人住友病院神経内科 (亀山正邦先生に師事) / 2001年4月梶龍兒徳島大学教授に招聘され母校に帰る。梶教授の開発されたメチルコバラミン大量療法を手伝うことからALSに本格的に関わるようになる。/ 2006年8月 脳梗塞を罹患。それを契機に診療・研究の中心をALSにする。

座右の銘 / モットー 持続する意思

メッセージ ALSは現在のところ治らない病気の代表です。けれども、現代科学の進歩がすさまじいのも事実です。ALSは治る病気になる、と私は信じています。そのために、患者様・ご家族の皆様に状況を説明し、可能な限りの研究協力をしていただく活動を続けています。私は持続する意志(しつこい心)をモットーにしております。患者様にも「治るんだ」としつこく思い続けていただきたいのです。共に新しい治療法を開拓していきましょう。

岩田 修永

岩田 修永長崎大学大学院 / 医歯薬学総合研究科 教授

1990年 東京薬科大学大学院 薬学研究科 薬学専攻 博士後期課程修了 / 1990年 薬学博士取得 (東京薬科大学) / 1990年 国立医薬品食品衛生研究所 ポスドク / 1992年 東京医科大学医学部、助手 / この間、1995年~1997年 米国国立衛生研究所血液学部門、招聘研究員併任 / 1998年 理化学研究所 脳科学総合研究センタ−、研究員 / 2002年 同センター、副チームリーダー / 2010年 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 ゲノム創薬学分野 教授 / アルツハイマー病等の神経変性疾患の発症機構の解明と予防・治療法、早期診断法の開発を目指した研究に取り組んでいる。
URL:http://www.ph.nagasaki-u.ac.jp/lab/biotech/index-j.html
【研究分野】分子生物学、神経薬理学

座右の銘 / モットー 正義を貫き、正しいことを行う。

メッセージ オリジナリティーの高い研究で、本邦から効果的な治療薬が開発されることを望みます。

中島 孝

中島 孝独立行政法人 国立病院機構新潟病院 / 院長

1983年新潟大学医学部卒,医学博士,Fogarty fellow,NIH,U.S.A.を経て、PMDA(医薬品医療機器総合機構)専門委員,2017年~国立病院機構新潟病院院長。医療用HALの医師主導治験の総括責任者。厚生労働科学研究費補助金や日本医療研究開発機構(AMED)事業において、特定疾患患者の生活の質(QOL)の向上に関する研究やサイボーグ型ロボットHALの多施設共同医師主導治験(NCY-3001、2001試験)、ALS患者等を含む障害者のコミュニケーション支援機器の実用開発の研究代表者を務める。神経内科専門医,認知症専門医,臨床遺伝専門医。

座右の銘 / モットー 認識は存在を超える

メッセージ この基金の成果により、患者・家族が活き活きとし、価値を再創造できるように支援が進み、ALSと共に生きる人々(患者やご家族、地域の支援者等)の喜びの触媒となることを祈念します。

村松 慎一

村松 慎一京都大学 / iPS細胞研究所 教授

1983年自治医科大学卒。群馬県で地域医療に従事した後、米国国立衛生研究所に留学し遺伝子治療の基礎研究を開始。現在、ALS、パーキンソン病、アルツハイマー病、血友病、小児の先天代謝異常症などに対する遺伝子治療を開発している。遺伝子治療の実用化を推進するためベンチャー企業、(株)遺伝子治療研究所を設立した。

座右の銘 / モットー 信念を持って前進する。

メッセージ ALSの克服に向けて歩みは遅いように見えますが、世界中の研究室から毎日のように新しい発見があり、着実に成果は出てきています。一日も早く有効な治療を届けられるよう頑張りましょう。

せりか基金賞 受賞者一覧

第一回「せりか基金」賞
受賞者(2017年12月)

第1位
藤澤 貴央 氏

東京大学大学院 薬学系研究科細胞情報学教室 助教

助成額
300万円
研究テーマ
「SOD1のプロテオスタシス破綻によるALS発症機構の解析」
研究成果
学術誌Journal of biological chemistryに掲載。(https://www.jbc.org/content/295/10/3148.short

第2位
浅川 和秀 氏

国立遺伝学研究所 助教

助成額
250万円
研究テーマ
「小型熱帯魚ゼブラフィッシュを用いてALSの原因を探る」
研究成果
英国科学雑誌「Nature Communications」に2020年2月21日に掲載。(https://www.nature.com/articles/s41467-020-14815-x
せりか基金通信記事
https://koyamachuya.com/column/serikafund/100001/
第二回「せりか基金」賞
受賞者(2018年12月)

第1位
笹栗 弘貴 氏

理化学研究所 脳神経科学研究センター 神経老化制御研究チーム

助成額
300万円
研究テーマ
「塩基編集技術を利用したALSマウスモデル作製」

第2位
細川 雅人 氏

公益財団東京都医学総合研究所 認知症・高次脳機能研究分野 認知症プロジェクト主席研究員

助成額
200万円
研究テーマ
「ALSモデルマウスの作製」

第2位
伊東 大介 氏

慶應義塾大学 医学部神経内科 専任講師

助成額
200万円
研究テーマ
「筋萎縮性側索硬化症病態誘導人工遺伝子によるALS病態再現」
第三回「せりか基金」賞
受賞者(2019年12月)

第1位
須貝 章弘 氏

新潟大学 脳研究所 生命科学リソース研究センター 分子神経疾患資源解析学分野 助教

助成額
300万円
研究テーマ
「天然変性領域を欠くTDP-43アイソフォームのALS病態抑制効果の検証」
研究成果
Koike, Y., Sugai, A., Hara, N. et al. Age-related demethylation of the TDP-43 autoregulatory region in the human motor cortex. Commun Biol 4, 1107 (2022).https://doi.org/10.1038/s42003-021-02621-0

第2位
矢野 真人 氏

新潟大学大学院医歯学総合研究科 神経生物解剖学分野  准教授

助成額
200万円
研究テーマ
「RNA結合蛋白質解析が成せるALS分子病態の解明」

第2位
南山 素三雄 氏

滋賀医科大学 脳神経内科

助成額
200万円
研究テーマ
「抗体治療と細胞移植治療を組み合わせたALSに対する新たな治療法の研究」
第四回「せりか基金」賞
受賞者(2020年12月)

第1位
今村 恵子 氏

京都大学iPS細胞研究所 特定拠点講師

助成額
500万円
研究テーマ
「microRNAを用いたALS治療法の研究」

第2位
井口 洋平 氏

名古屋大学医学部附属病院 脳神経内科 助教

助成額
500万円
研究テーマ
「TDP-43凝集に着目したALS病態抑止療法開発」

第3位
浅川 和秀 氏

東京医科大学 ケミカルバイオロジー講座 准教授

助成額
300万円
研究テーマ
「細胞質TDP-43を高感度に検出する生体内システムの開発」

第4位
久米 広大 氏

広島大学原爆放射線医科学研究所 分子疫学研究分野 客員准教授

助成額
150万円
研究テーマ
「筋萎縮性側索硬化症の新規原因遺伝子のスクリーニングおよび機能解析」

第4位
鈴木 直輝 氏

東北大学病院 助教

助成額
150万円
研究テーマ
「筋萎縮性側索硬化症の軸索病態に着目した治療開発」
第五回「せりか基金」賞
受賞者(2021年12月)

第1位
中村 亮一 氏

愛知医科大学 内科学講座講師

助成額
300万円
研究テーマ
「リピート伸長変異を含む構造多型の網羅的解析によるALS病態関連遺伝子の探索」

第2位
森野 豊之 氏

徳島大学 大学院医歯薬学研究部 遺伝情報医学分野教授

助成額
200万円
研究テーマ
「ALSのエピトランスクリプトーム解析による病態解明」

第3位
森原 隆太 氏

岡山大学病院脳神経内科講師

助成額
100万円
研究テーマ
「ALSを引き起こす液ー液相分離の網羅的解析」

第3位
徳田 栄一 氏

日本大学 薬学部専任講師

助成額
100万円
研究テーマ
「エンドソームから拡大するALS病因タンパク質凝集体の細胞間伝播」

第3位
畠野 雄也 氏

新潟大学脳研究所 脳神経内科非常勤講師

助成額
100万円
研究テーマ
「テキストマイニングで見いだされたALS原因候補遺伝子の機能解析」

第3位
建部 陽嗣 氏

量子科学技術研究開発機構 脳機能イメージング研究部研究員

助成額
100万円
研究テーマ
「高感度デジタルELISA法を用いたALS血液診断システムの開発」
第六回「せりか基金」賞
受賞者(2022年12月)

第1位
宮武 聡子 氏

横浜市立大学附属病院 遺伝子診療科・准教授

助成額
300万円
研究テーマ
「ロングリードシーケンサーを駆使した ALS の疾患責任遺伝子の同定と病態解明」

第2位
本田 諒 氏

岐阜大学 大学院連合 創薬医療情報研究科 准教授

助成額
300万円
研究テーマ
「ALS の早期診断を目指した TDP-43 RT-QUIC 法の開発」

第2位
小池 佑佳 氏

新潟大学脳研究所 脳神経内科 博士研究員

助成額
300万円
研究テーマ
「TDP-43 陰性単一核のメチローム、トランスクリプトーム解析による ALS 病態の解明」

第2位
藤内 玄規 氏

愛知医科大学 ALS治療研究開発部門・助教

助成額
300万円
研究テーマ
「タンパク質品質管理機構を標的とした ALS の病態解明と治療法開発」

第5位
森田 光哉 氏

自治医科大学 内科学講座神経内科部門/附属病院リハビリセンター 教授

助成額
300万円
研究テーマ
「孤発性筋萎縮性側索硬化症に対するAAV.GTX-ADAR2(エイダーツー) 遺伝子治療の臨床研究」

第6位
幸田 知子 氏

大阪公立大学 獣医学研究科・講師

助成額
300万円
研究テーマ
「ボツリヌス神経毒素の作用機構を利用したALS治療薬のドラッグデリバリーシステムの構築」

応募手続き・審査の
流れについて

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応募手続き・審査の流れについて
01

応募受付期間(10月4日〜10月27日)

①申請書は、せりか基金の公式サイトからダウンロードしてください。
②2023年10月27日(金)までに記入済み応募用紙をスキャンのうえ、応募フォームよりアップロードしてください。
③各項目1000字以内でご記入ください。
④申請書及び添付書類は返却いたしませんので、予めご承知おきください。

02

審査期間(11月1日〜11月30日)

当基金の選考委員会において審査・選考し、12月に結果を発表いたします。
(お電話での結果の問い合わせにはお答えできません。)

03

授賞式・交付(12月15日)

2023年12月15日に授賞式を開催のうえ、同月中に交付いたします。
受賞者は12月15日(金)都内(もしくはオンライン)で開催予定のせりか基金賞授賞式にご出席頂き研究内容について発表していただく予定です。

04

研究成果報告(2024年12月末日)

①2024年12月末日までにその研究成果の報告書及び会計報告を提出していただきます。
②受賞者は、「せりか基金」よりインタビューのうえ、内容を小山宙哉公式サイト内「せりか基金通信」に掲載させて頂きます。 ※研究成果の報告についても、再度インタビューさせて頂く可能性がございます。
※受賞者は来年度の授賞式で研究成果の発表をお願いする場合がございます。

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