2020年度
「せりか基金」賞
募集
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せりか基金の活動で集めた資金はせりか基金賞受賞者へ
「ALSの原因究明、治療研究費」として寄付いたします。

2020年度 募集要項

1.趣旨
せりか基金ではALS(筋萎縮性側索硬化症)の克服に資するため、「せりか基金」の対象となる研究を募集します。
革新的で且つ今後更なる発展が期待できる優れた研究に対し「せりか基金」賞として表彰します。


2.公募課題
(1) ALSの原因究明に関する研究
(2) ALSの治療法に関する研究


3.交付予定額及び件数
原因究明及び治療法に関する研究(上記公募課題の(1)及び(2))
1件につき200万円-500万円を2-4件程度
※過去の「せりか基金」賞受賞者による研究応募も審査対象といたします。


4.応募資格
日本国籍を有する者、もしくは日本国内で研究し、かつ日本国籍を有する者からの推薦がある者


5.応募要件
(1) 研究期間は1年間とします。
(2) 機器、備品の購入のみを目的とする場合は、対象になりません。
(3) 本交付金の交通費・出張費・交際費への使用は原則として禁止とさせて頂きます。


6.応募手続
(1) 申請書は、せりか基金の公式サイトからダウンロードしてください。
(2) 2020年10月28日(水)までに記入済み応募用紙をスキャンのうえ、応募フォームよりアップロードしてください。
(3) 申請書及び添付書類は返却いたしませんので、予めご承知おきください。


7.選考及び決定通知
当基金の選考委員会において審査・選考し、12月に受賞者を発表いたします。
(お電話での結果の問い合わせにはお答えできません。)


8.審査員(敬称略)
・井上 治久 京都大学 iPS細胞研究所 教授 ※審査員長
・和泉 唯信 徳島大学病院 脳神経内科 教授
・岩田 修永 長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科 教授
・中島 孝  独立行政法人 国立病院機構 新潟病院 院長
・村松 慎一 自治医科大学 特命教授


9.奨励金の交付、他
2020年12月18日(金)に授賞式を開催のうえ、同月中に交付いたします。


10.研究成果等の報告
(1)2021年12月末日までに研究成果の報告書及び会計報告を提出していただきます。
(2) 受賞者は、「せりか基金」よりインタビューのうえ、内容を小山宙哉公式サイト内「せりか基金通信」に掲載させて頂きます。
※研究成果の報告についても、再度インタビューさせて頂く可能性がございます。
(3)受賞者は2020年12月18日(金)18:00〜都内で開催予定のせりか基金賞にご出席頂き、研究内容について発表して頂く予定です。
(4) 受賞者は来年度の授賞式で研究成果の発表をお願いする場合がございます。


11.その他
・審査員と同研究機関からの応募をいただいた場合、その審査員は選考から外れます。

 上記の募集要項のデータはこちらからダウンロードできます。


・所属研究機関が認めた場合にはオーバーヘッドが免除されます。

審査員紹介

  • 井上 治久(審査員長)
    京都大学 iPS細胞研究所 教授
    1992年京都大学医学部卒業、同大附属病院等で神経内科医として診療にあたる。国立精神・神経センター、ペイチ医科大学、理化学研究所脳科学総合研究センター、ハーバード大学医学部などを経て、2005年京都大学大学院医学研究科助手、2010年京都大学iPS細胞研究所准教授、2014年同教授。患者さん由来のiPS細胞によるヒト中枢神経系の理解、病態の解明を通じ、神経変性疾患の根治療法の開発を目指している。
    座右の銘 / モットー
    新しいと思った時に古くなりはじめ、勝ったと思った時に負けがはじまる。
    メッセージ
    ALS克服のための様々なルートがあり、研究が世代や分野を超えて、広がっていくことはたいへん重要だと思います。「せりか基金」が立ち上がったのは、たいへん意義のあることだと思います。
  • 和泉 唯信
    徳島大学病院 脳神経内科 教授
    1989年3月 北海道大学理学部数学科卒業(柔道に明け暮れる)/ 1995年3月 徳島大学医学部医学科卒業 / 1995年4月 広島大学医学部附属病院 / 1996年4月 財団法人住友病院神経内科 (亀山正邦先生に師事) / 2001年4月梶龍兒徳島大学教授に招聘され母校に帰る。梶教授の開発されたメチルコバラミン大量療法を手伝うことからALSに本格的に関わるようになる。/ 2006年8月 脳梗塞を罹患。それを契機に診療・研究の中心をALSにする。
    座右の銘 / モットー
    持続しつこいする意思こころ
    メッセージ
    ALSは現在のところ治らない病気の代表です。けれども、現代科学の進歩がすさまじいのも事実です。ALSは治る病気になる、と私は信じています。そのために、患者様・ご家族の皆様に状況を説明し、可能な限りの研究協力をしていただく活動を続けています。私は持続する意志(しつこい心)をモットーにしております。患者様にも「治るんだ」としつこく思い続けていただきたいのです。共に新しい治療法を開拓していきましょう。
  • 岩田 修永
    長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科 教授
    1990年 東京薬科大学大学院 薬学研究科 薬学専攻 博士後期課程修了 / 1990年 薬学博士取得 (東京薬科大学) / 1990年 国立医薬品食品衛生研究所 ポスドク / 1992年 東京医科大学医学部、助手 / この間、1995年~1997年 米国国立衛生研究所血液学部門、招聘研究員併任 / 1998年 理化学研究所 脳科学総合研究センタ−、研究員 / 2002年 同センター、副チームリーダー / 2010年 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 ゲノム創薬学分野 教授 / アルツハイマー病等の神経変性疾患の発症機構の解明と予防・治療法、早期診断法の開発を目指した研究に取り組んでいる。 / URL: http://www.ph.nagasaki-u.ac.jp/lab/biotech/index-j.html
    【研究分野】分子生物学、神経薬理学
    座右の銘 / モットー
    正義を貫き、正しいことを行う。
    メッセージ
    オリジナリティーの高い研究で、本邦から効果的な治療薬が開発されることを望みます。
  • 中島 孝
    独立行政法人 国立病院機構新潟病院 院長
    1983年新潟大学医学部卒,医学博士,Fogarty fellow,NIH,U.S.A.を経て、PMDA(医薬品医療機器総合機構)専門委員,2017年~国立病院機構新潟病院院長。医療用HALの医師主導治験の総括責任者。厚生労働科学研究費補助金や日本医療研究開発機構(AMED)事業において、特定疾患患者の生活の質(QOL)の向上に関する研究やサイボーグ型ロボットHALの多施設共同医師主導治験(NCY-3001、2001試験)、ALS患者等を含む障害者のコミュニケーション支援機器の実用開発の研究代表者を務める。神経内科専門医,認知症専門医,臨床遺伝専門医。
    座右の銘 / モットー
    認識は存在を超える
    メッセージ
    この基金の成果により、患者・家族が活き活きとし、価値を再創造できるように支援が進み、ALSと共に生きる人々(患者やご家族、地域の支援者等)の喜びの触媒となることを祈念します。
  • 村松 慎一
    自治医科大学 特命教授
    東京大学医科学研究所 遺伝子・細胞治療センター 特任教授
    1983年自治医科大学卒。群馬県で地域医療に従事した後、米国国立衛生研究所に留学し遺伝子治療の基礎研究を開始。現在、ALS、パーキンソン病、アルツハイマー病、血友病、小児の先天代謝異常症などに対する遺伝子治療を開発している。遺伝子治療の実用化を推進するためベンチャー企業、(株)遺伝子治療研究所を設立した。
    座右の銘 / モットー
    信念を持って前進する。
    メッセージ
    ALSの克服に向けて歩みは遅いように見えますが、世界中の研究室から毎日のように新しい発見があり、着実に成果は出てきています。一日も早く有効な治療を届けられるよう頑張りましょう。

2020年度 応募手続・審査の流れ

  • 10月1日〜10月28日
    応募受付期間

    (1)申請書は、せりか基金の公式サイトからダウンロードしてください。
    (2) 2020年10月28日(水)までに記入済み応募用紙をスキャンのうえ、応募フォームよりアップロードしてください。
    (3)各項目1000字以内でご記入ください。
    (4)申請書及び添付書類は返却いたしませんので、予めご承知おきください。

  • 11月1日〜11月31日
    審査期間

    当基金の選考委員会において審査・選考し、12月に結果を発表いたします。
    (お電話での結果の問い合わせにはお答えできません。)

  • 12月18日
    授賞式・交付

    2020年12月18日に授賞式を開催のうえ、同月中に交付いたします。
    受賞者は12月18日(金)都内(もしくはオンライン)で開催予定のせりか基金賞授賞式にご出席頂き研究内容について発表していただく予定です。

  • 2021年12月末日
    研究成果報告

    (1)2021年12月末日までにその研究成果の報告書及び会計報告を提出していただきます。
    (2)受賞者は、「せりか基金」よりインタビューのうえ、内容を小山宙哉公式サイト内「せりか基金通信」に掲載させて頂きます。
    ※研究成果の報告についても、再度インタビューさせて頂く可能性がございます。
    ※受賞者は来年度の授賞式で研究成果の発表をお願いする場合がございます。

問い合わせ先

一般社団法人せりか基金
Eメール: serikafund@corkagency.com
運営団体:一般社団法人せりか基金
©小山宙哉/講談社